平成30年度高等部人権集会

12月14日金曜日の5、6時間目に、会議室で高等部人権集会が開かれました。今回のテーマは「多様性、共生社会」であり、性的少数者(性同一性障害)の当事者として、様々な場で講演をされている彩森灯真(あやもりとうま)さんを講師にお迎えしてお話をお聞きしました。
お話では、児童期の頃に制服や更衣室など普段の生活の中で自分の性別について違和感を感じ始め、中学、高校と過ごす中で誰にも相談できず悩んできたことや、岡山県で性別適合手術を受けられるようになったこと、性的少数者を取り巻く社会的制度や認識の大きな変化も含めて、当事者として感じてきた強い思いを、リラックスした雰囲気の中で詳しく伝えていただきました。人権集会の後で、生徒さんからは「辛かった気持ちや、今まで知らなかった当事者との接し方が分かった」などの感想が述べられました。今回の貴重なお話を通して性同一性障害を知るきっかけとし、また同じ社会で生きる私たち自身の生き方を考えていくことができればと思います。