カテゴリー別アーカイブ: 高等部普通科

平成30年度高等部人権集会

12月14日金曜日の5、6時間目に、会議室で高等部人権集会が開かれました。今回のテーマは「多様性、共生社会」であり、性的少数者(性同一性障害)の当事者として、様々な場で講演をされている彩森灯真(あやもりとうま)さんを講師にお迎えしてお話をお聞きしました。
お話では、児童期の頃に制服や更衣室など普段の生活の中で自分の性別について違和感を感じ始め、中学、高校と過ごす中で誰にも相談できず悩んできたことや、岡山県で性別適合手術を受けられるようになったこと、性的少数者を取り巻く社会的制度や認識の大きな変化も含めて、当事者として感じてきた強い思いを、リラックスした雰囲気の中で詳しく伝えていただきました。人権集会の後で、生徒さんからは「辛かった気持ちや、今まで知らなかった当事者との接し方が分かった」などの感想が述べられました。今回の貴重なお話を通して性同一性障害を知るきっかけとし、また同じ社会で生きる私たち自身の生き方を考えていくことができればと思います。

宿泊研修の思い出

10月4日(木)から一泊二日の宿泊研修は、普通科1・2年生合同の恒例行事で、前年度とは行き先も交通手段も変わって、今年度は『みろくの里』でした。
一日目の朝、スクールバスに乗って、元気よく岡山駅へ向けて出発しました。JR在来線に1時間ほど乗って福山駅へ着くと、天気予報よりも晴れていたので、みんなの期待も高まったと思います。福山駅から『みろくの里』までのジャンボタクシーでは、運転手さんと広島カープの話題で盛り上がりました。
『みろくの里』で昼食を食べ、早速一日目のメインのアトラクション体験!
一人でアクセルとブレーキ、ハンドル操作もこなす『ゴーカート』、途中で疲れてしまっても、自分で頑張ってペダルをこがないと進まない『トロッコアドベンチャー』、高いところから水の中へ滑り落ちる『急流すべり』など楽しみました。『ジェットコースター』を楽しみにしていた人も、その迫力に満足したようで、さらなる絶叫系を求めて、先生とペアを組んで2人だけで『スーパーバイキング』などに乗る人もいました。
夕方近くになると、他のお客さんは帰ってしまい、私たちだけの貸切状態のようになり、順番待ちをすることなくアトラクションを楽しむことができました。それから、室内でじっくりお土産を選んでいると、ついに雨が降り出しました。アトラクションのときに降らなくてラッキーでした。
宿泊した『ツネイシしまなみビレッジ』の夕食は豪華でした。和洋を問わず盛りだくさんの料理には、ミニ尾道ラーメンだけでなく、食後のアイスとケーキも付いていて、食べきれないほどでした。
二日目のメインの活動は、キャンドル作り体験でした。透明なグラスに、カラフルな砂を敷き詰めて、動物や小物などのガラス細工、貝殻を組み合わせて作りました。できあがりをイメージしながら趣向を凝らし、みんなで楽しい時間を過ごすことができました。できあがったキャンドルは持ち帰ることができたので、その日のうちに家族へのお土産として披露した人もいたようです。
あっという間の一泊二日でしたが、事前学習で、公共交通機関のマナーや活動内容などの調べ学習をしたり、荷造りをしたり、そして慣れない校外での活動を通して、いつもの学校生活では味わえない経験ができました。来年の修学旅行も同じメンバーで良い思い出をつくりましょう!

美術科 フラワーアレンジメント

美術の授業で「フラワーアレンジメント」体験をしました。

中学部と高等部普通科の美術の授業で、「フラワーアレンジメント」を体験しました。これは、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会の「花の宅配便事業」の協力をいただいての授業です。同会の岡山県支部から5人の講師の先生方が来校指導してくださいました。また、いろいろなお花や、給水フォームをセットしたポットも提供していただきました。生徒たちは、1種類ずつ花の説明を聞き、色や形を間近で見たり触ったりして、「”バラ”の花びらはつるつるだ。」「”ガーベラ”って花びらが横に広がってる。」など、いろいろな発見をしました。香りをかいで「”スプレーカーネーション”もちょっと香りがあるね。」と微細な特徴に気付いたり、何度も名前を確かめて「”ソリダコ”って初めて聞く花です。」と知識を増やしたり、「この”りんどう”は岩手県から来たのか!」と驚いたりしながら、各自の作品を仕上げていきました。
みんな同じ花材を、一斉指導を受けながら生けていきましたが、出来上がりは一人一人のオリジナリティーのある作品となりました。今回ご指導くださいました日本フラワーデザイナー協会岡山県支部の皆様、どうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

H30年度 第1回いじめ対策委員会

10月17日(水)、第1回いじめ対策委員会を実施しました。
外部専門家委員として、岡山県立大学保健福祉学部・研究科の周防美智子准教授、岡山県青少年総合相談センターの小林英一所長をお招きし、本校のいじめ問題対策基本方針等について意見交換を行い、有意義なご助言をいただきました。今後、頂いたご助言を踏まえて、本校のいじめ対策を見直していく予定です。

マッサージ体験会in盲学校

今年で3回目となる「マッサージ体験会in盲学校」が、9月15日(土)に、本校臨床室で催されました。
この行事は、盲学校近隣に住んでおられる皆様に、あん摩を通じて日頃の感謝の気持ちを表し、地域とのつながりを深めるとともに、生徒の臨床能力やコミュニケーション能力の向上を図ることを目的に行っています。
当日は3連休の初日ということもあり、体験者が集まってくださるか心配でしたが、前日までに全ての枠が予約で埋まるほどの状態となりました。終ってみると理療科・保健理療科の2・3年生の生徒全員が、休むことなく体験者に施術することができました。
3年生はこれまでの臨床実習の成果を発揮し、体験者のニーズに応じて工夫しながら施術に取り組んでいました。2年生は、外部の方に対して初めて施術する機会となるため緊張気味な生徒もいましたが、1人・2人とこなしていく中で少しずつ落ち着いて取り組めるようになり、体験者との会話を楽しんでいる姿も見られました。
体験者の方々からは、「とても気持ちが良くて楽になった。」「改めて臨床室に予約をしてあん摩を受けに来たい。」「こんな所に盲学校があることを初めて知りました。」といった声が聞かれました。
体験していただいた皆様、ありがとうございました。
来年も「マッサージ体験会in盲学校」を企画し、地域の方と少しでも触れ合うことが出来たらと思います。よろしくお願い致します。

普通科進路学習

本校にある臨床実習室を訪問しました。白衣に着替えて治療室に入り、担当の先生から説明を受けました。あんまや鍼治療を受ける患者様に対して、先輩方の丁寧に問診する姿が印象に残りました。
理療科の先生からは、鍼についての説明があり、鍼管があることで全盲の人でも鍼を打つことができることを教えてもらいました。実際に触ってみると鍼が細いことや治療する部分によって、鍼の太さを変えていくことが分かりました。
臨床実習室の見学は初めてでしたが、先輩方の活躍されている姿を見ることができ、これから進路を考える上でとても有意義な体験となりました。

進路を考える会

卒業生の保護者の方をお迎えして、「将来に向けて考えておくこと」と題してご講演をいただきました。現在は、生活介護事業所に通われているそうですが、同じ事業所内に短期入所施設ができたことで、休日の心配がなくなり、安心して利用することができているそうです。
今一番気にかかるのは、将来の生活だそうです。今後10年の間に将来の住まいや、お子さんが歳を取った時に利用できる事業所を探しておく必要があるとおっしゃいました。分科会では、保護者の方に向けて、育成会に入ったりして情報をしっかり収集することや相談支援事業所の方にも情報提供してもらうことが大切であるとアドバイスをいただきました。

(保護者の方の感想)
事業所や施設はどこも定員が一杯のところが多く、自分がいきたいところへ入れないと思いました。一番最初に入所する場所をしっかり考えて、自分に合った施設に入所できればいいと思いました。

 

 

 

 

 

二人目は卒業生の方で、「学生と社会人との違い」と題してご講演をいただきました。在校生に向けては、「やってみよう、やってみなければ分からない」というお話がありました。やってみたらなんとかなる、いろいろなサービスを活用してどんどんやってみよう、うまくいかない経験も未来に繋がっているのだから、とにかくやってみようという元気がでるエールをいただきました。
学生と社会人の違いについては、社会人は自分で判断し、責任も重大になる。とても大変であるが、反対に言えば自由を任されているのだから、将来社会人として、しっかり考えて行動できるようになってほしいという言葉で話を終えられました。

(生徒の感想)
「やってみよう、やってみなければ分からない」という言葉に共感したところです。
僕もやる前から、すぐにあきらめるけれど、今後は、できないと思っても、まずは挑戦してみようと思います。

H30年年度 第2回 避難訓練(地震)・ポンプ車見学

10月10日(水)、地震を想定した避難訓練を実施しました。東日本大震災では、本震が約2分間も続いた地域もあるということで、訓練時には「ガタガタ」と揺れる音が2分間流され、その時間の長さを感じながら机の下などに隠れていました。

また、今回は岡山市中消防署の方にお越しいただき、緊急地震速報が発砲されて、揺れ始めるまでにできることを教えていただきました。訓練後に行われたポンプ車見学では、ホースや空気ボンベなどの器具に触れ、予想以上の重さに子どもたちは驚いていました。

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平成30年度 岡山盲学校公開講座「わくわく体験盲学校」

8月22日(水)、第3回「わくわく体験盲学校」を開催しました。今回も、5つの講座のうちから希望の講座を選択して参加していただき、それぞれに盲学校のことや視覚障害教育について知っていただけたようです。
それぞれの講座の内容と様子を簡単にご紹介します。

講座1  ワークショップ「視覚障害の世界」
視覚に障害のある方のご家族をはじめ、教育や福祉の現場の方、大学生など、14名の方が、興味、関心をもって参加してくださいました。折り紙体験や、ガイド歩行の導入部分の体験を通して、自分ができる方法・工夫や、視覚に障害のある方の立場に立った工夫・支援について考えました。

【折り紙を折る、アイマスク体験】
アイマスクをした状態で、視覚以外の感覚で得られる情報について体験しました。触覚や嗅覚を使って、様々な種類の折り紙の違い、四角や三角に折るときの工夫について考えました。

【折り紙を折る、アイマスク体験とガイド者の体験】
ペアーになり、アイマスク体験者が、ガイド者の説明をもとに折り紙で、作品をつくりました。お互いの立場を経験して視点を変えて工夫したことや、適切な支援についてグループで話し合いをしました。

【ガイド歩行】
まず、ペアーで、片方がアイマスクをした時の挨拶の練習をしました。街中で困っている視覚障害者の方に声をかけるという設定で、立ち位置や、声の表情を変えて相手の発言がどう感じるかなどを体験し、気付かなかった発見がありました。次にガイド歩行の基本姿勢について確認し、視覚障害のある人の歩行の状態を疑似体験することで、相手の立場に立った歩行について考えながら歩いていました。

研修後の参加者アンケートでは、「見えない=大変という考えでしか考えたことがなかったのですが、一人ひとりに適した教材や、関わりの工夫がされていて、達成感・成長など「大変」というマイナスのイメージから、プラスのイメージを感じることができました」「主役は誰かという視点に立って、ガイド者側の注意事項など細かく教えていただき、勉強になった」「相手のことを考えながら、話をしたり、手伝ったりしていきたいと思いました」など、今後につながる感想を多くいただきました。

講座2・講座5(同じ内容です) 学校紹介「理療科のとびら」
視覚障害者が職業自立し、社会参加を果たすための進路の一つとして、あん摩マッサージ指圧師や、はり師・きゅう師として、医療・保健の一翼を担うということが挙げられます。それらの資格取得を目指すコースが盲学校の「理療科」です。そんな理療科について多くの方に知っていただくために、「理療科のとびら」という講座を行いました。
午前と午後の2回同じ内容の講座を行い、入学を検討中の方、相談支援員の方など8名が参加されました。
まずは本校理療科職員によるあん摩施術の体験です。30分という短い時間でしたが、体も心もほぐれ、心地よいひとときとなったようです。
あん摩でリラックスした後は、理療科の概要説明です。学習内容、学校での生活、卒業後の進路などを、資料を基に説明しました。
続いて、この講座のメイン。理療科3年生の生の声を聞く時間です。理療科入学に至る経緯、理療科での生活の中で良かったことやたいへんだったこと、今後のビジョンについて、3名の3年生に語ってもらいました。「他人と話すことが苦手だったが、仲間との関わりの中で、自分をさらけ出して話ができるようになってきた」「最初は難しかった勉強も、理解が進むにつれて面白さを感じられるようになってきた」「当初はそれほど興味のなかったマッサージや鍼灸も、今では魅力ある仕事だと思っている。そんな魅力ある仕事で、社会にかかわって行きたい」など、生徒達は日頃感じていることを率直に語ってくれました。
参加された方からは、「生徒の方のお話を聞き、皆さんの前向きな姿勢に力をもらいました」「あんまはとても気持ちよかったです。生徒さんのお話は、とても気持ちがわかり、理解を深めることができました」など、多くの感想をいただきました。

講座3 学校紹介「盲学校探検ツアー」
盲学校の施設環境や教材等を見られるツアーということもあり、18名の方が三つのグループに分かれて1時間の校内見学をしました。
視覚障害者用品や便利グッズを展示してある部屋では、拡大教科書や点字教科書、黒地に白文字の定規などの文房具、触って読み取れる時計、色を読み取る機器など、見えやすく工夫されたり、視覚に頼らず利用できたりする用品を手にとってご覧いただきました。子どもさんの相談支援の部屋では、光や鮮やかな色、音や手触り、動きなどで楽しめるおもちゃ、遠くを見るための片眼用望遠鏡やルーペといった視覚補助具などを試していただきました。理科室では、状態の変化を音に換えて知らせる器具や、動物のはく製、植物の模型などを、理療科の特別教室では、人体の構造を学習するための骨や筋肉、細胞の模型などを、図書室では、点字や拡大図書、音声ガイドを聞きながらパソコンを操作する様子などを見学していただきました。
限られた時間ではありましたが、「普段入ることのない盲学校のことを知ることができてよかった」「それぞれの専門科目の先生から詳しく説明を聞くことができ、知識、概念の獲得に工夫していることが勉強になりました」といった感想をいただきました。

講座4 ワークショップ「わくわく点字」
小学生から大人の方まで9名が参加してくださいました。点字の歴史や50音について学習した後、実際に点字の文章を読んだり、小型点字器を使って名刺を作ったりしました。また、点字を一度に打つことのできるタイプライターや点字教科書に触れたり、点字クイズに挑戦したりしました。参加者からは、「点字がもっと書けるようになりたいと思いました。点字を使ってつながれる人が増えると楽しいです」「点字の名刺ができて嬉しかったです。日常にある点字ももっと読んでみようと思いました」「点字には様々な種類があるのに驚きました。ぜひ英語や数字も覚えてみたいです」といった感想をいただきました。