令和3年度 文化祭

テーマ
「咲かせよう!37人の笑顔~現在(いま)こそ 心をひとつに~」

〇小学部
小学部も今年度は、体育館で全ての発表をしました。二つのグループに分かれての発表と、最後の全員での音楽発表の3部作でした。舞台の上で披露する子どもたちは、緊張感と同時に、自信満々の声や表情も感じられました。 作品展示では、図工や理科社会、総合的な学習の時間の学習の成果がプレイルームを彩りました。



〇中学部  中学部は、「合奏:それが大事」、「合唱:マイバラード」「防・災・中~大切なのは「命」そして「生き延びろ」~スペシャル」の発表をしました。  合奏では、生徒がやりたい楽器を選び、音楽の時間を中心に1学期の終わりから練習してきました。はじめは、音を出すのが難しかったり、伴奏に合わすのが難しかったり、覚えられなかったり、なかなかうまくいきませんでした。ですが、個人練習をしたり、先生たちに聞いてもらったり、本番が近づくにつれ上達してきました。当日は、心を一つに「それが大事」、「マイバラード」の合奏、合唱を奏でることができました。  また、「防・災・中」では、どんな発表にしたいか、何を展示してどんなことを体験してもらうかなど、中学部全員で話し合いました。自分達で考えた発表だからこそ、とても完成度が高く、中学部らしい楽しい発表ができました。文化祭で経験したことを生かして、これからの学校生活を送ってほしいと思います。

合奏「それが大事」
合奏「それが大事」

総合発表



〇普通科 普通科は午前中2年生の生徒3名が普通科を代表して体育館で、午後からは他の生徒が会議室で、「総合的な探究の時間」で探究した内容についての発表を行いました。「昆虫食について」や「さまざまな火の起こし方について」など、生徒一人ひとりが興味・関心をもって調べたり実験したりした内容をまとめて発表しました。自分が興味・関心をもったことについて深く追究する、多くの人に対して伝わる様に発表するなど、今後の学習や進路につなげるよい機会となりました。



〇理療科 理療科は午前はステージ発表で楽器演奏と劇を、午後はあん摩体験コーナーという形で参加しました。  理療科はステージ発表の練習時間を確保するのが難しく、当初は「できる範囲でやっていこう」という方針でしたが、準備を進めていくうちに、生徒はもっとよいものにしたいという思いから様々なアイデアを出したり、自主的に練習したりとどんどん意欲が高まってきました。発表時間は10分と短かったですが、息の合った演奏と爆笑の劇という内容の濃い発表をお見せすることができました。そして、準備から本番までの活動を通して、普段見られない生徒の特技や個性を発見することができました。  毎年恒例のあん摩体験コーナーは、1人10分程度という短い時間ではありましたが、生徒は日頃の実習の成果を発揮して一生懸命施術に取り組みました。体験した方からは、「気持ち良かった」などの喜びの声をいただきました。また、小学部や中学部の児童生徒も体験に来てくれて将来の進路の参考にしてもらえたのではないかと思います。  2年ぶりの文化祭でしたが、生徒からは「楽しかった」という充実感に満ちた声も聞かれ、大人が全力で取り組み、楽しんだ文化祭となりました。



〇音楽部 1曲目は、小学部和田龍真さんによる第二箏の演奏でした。久本玄智作曲「飛躍」を2拍子のリズムで人が飛躍していきたいと願う祈りを表現しました。 2曲目は、あいみょんの「マリーゴールド」でした。普通科の高橋胡桃さんがバスマスター、奈尾茉莉亜さんがボーカルを務めました。また、米田教頭と松井先生がギター、一番ヶ瀬先生がピアノ、宮脇先生がドラムの奏者として参加してくださいました。