副校長Eye愛通信「盲学校の図書館のご紹介」

 スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋・・・と、秋は何をするにもよい季節。さて、あなたの秋は?

 今回は「読書の秋」にちなみ、盲学校の図書館をご紹介します。盲学校の図書館には、一般の書籍や大きな活字の本、CDブック、点字本などがあります。また、絵本にも大型絵本やさわれる絵本、音の出る絵本があります。

 毎年、小学部から高等部専攻科まで様々な年代の方のニーズに合わせて、大好きな絵本や、話題の最新図書を購入します。またサピエ図書館から点字データをダウンロードして提供することもできます。  

 先月、地域の公民館だよりに「図書館作業のボランティア募集!」と掲載したところ、「やってみたい!」という連絡が次々と入ってきています。これまでも、ボランティアの方が、掲示板物や折り紙を作って、居心地のよい図書館にしてくださっています。

 さらに、本校ならではの特徴は、歴史を感じさせる点字の専門書が多くあることです。背表紙を読むと、「難しそう!」と思いつつ、この本を手にして勉強された方々のことを考えると、感慨深い気持ちになります。  

 ここは、過去の先輩と今の私たちをつなぐ場所であり、地域の方の思いと私たちをつなぐ場所でもあり、私のお気に入りの場所です。  

ボランティアの方が作ってくださった掲示物
カウンターではかわいい折り紙がお出迎え
大きな活字の本
さわる絵本と音の出る絵本
点字の専門書。ロマンを感じます。