教職員人権教育全体研修会
11月8日(金)に教職員人権教育全体研修会を行いました。国立ハンセン病療養所の入所者の方に講演をしていただき、ハンセン病問題を正しく理解し、教職員の人権感覚や人権意識を高めることを目的に行いました。講師は、長島愛生園入所者自治会 会長 中尾 伸治さんです。「長島愛生園入所から現在までの体験」という演題で講演していただきました。参加した職員の感想を紹介します。
ハンセン病についての真実を今日のお話で知ることができました。初めて当事者の方のお話を聞きましたが、今までの長い人生計り知れないご苦労をされてきたことが胸に刺さりました。
ハンセン病は名前を知っている程度だったが、当事者の周りでは偏見や差別、ましてや家族からも見放される状況だったことを知ることができた。
いろいろな病気や障害、社会的不利はあれども、人が人として尊重され、社会の中で共に生きていける世の中でありたいと強く思った。
教える側にいるので、知識として、しっかり知っておくことは大切だと思いました。「語り継ぐ人は、どんどんいなくなっている。」と聞いて、聞いた人がまた語り継いでいくことの大切さがわかりました。
ハンセン病の当事者の方からお話を伺える貴重な体験となった。社会から偏見や差別にあい、家族からも縁を切られてしまうようなことがあったと聞いて、ハンセン病の方の苦労や悲しみを感じた。私たち教師は、この研修を通して、ハンセン病のことを正しく理解し、それを児童・生徒に伝えることができる。そうすることで、ハンセン病に対して正しく理解する人が増えていくはず。そういったことができる立場に私たちはあることに気づかなければならないと思った。それだけの責任があると再確認した。

