6月6日(水)H30年度 たんぽぽ教室盲学校授業見学会について

梅雨に入りあいにくの雨となりましたが、5組のご家族が参加され、盲学校授業見学会を実施しました。この見学会は昨年度までは5歳児の保護者の方を対象にしていましたが、もう少し早く盲学校の授業の様子を知り、子育てや就学について考える参考にしたい、との声をいただき、今年度よりたんぽぽ教室のみなさんにご案内しました。
まずは、小学部の授業を参観してました。ものさしを使って長さを測る算数の授業、数の合成・分解の算数プリント学習、マグネットを操作して言葉を構成する国語の学習、ねじやペグなどを使っての手指操作の練習、点字タイプライターでノートを取りながらの学習、感覚遊具を使っての運動、山の学校に向けての事前学習(焼きそばづくり)など、それぞれの学年や学習グループ、高学年合同などで学習している様子を少しずつではありますが参観していただきました。
後半は、たんぽぽ教室に集まっての交流会でした。小学部1~3年生の保護者有志の方も加わってくださり、授業の感想や子どもさんの最近の様子、子育てをしながらの思い・悩みなどを聞き合い、共感したり、先輩親御さん方からアドバイスいただいたりしました。授業を参観して、その子その子に合わせた学習を幅広くしていることや、教科の学習だけでなく自力で生活できるようにつながることも学習していることがわかった、高学年が集団で学習しているのがよかった、などの感想をお聞きすることができました。先輩保護者の方には、たんぽぽの頃からを振り返って、成長したことや入学してからかわったところなどをお話しいただきました。幼児期をどう過ごすか、情報を集めできることをしっかりしておくことが大事であることや、見えにくさのある子には言葉でしっかり状況を伝えるのがよいこと、幼稚園・保育園などは園庭開放や子育てサロンなど出かけ、子どもさんのことを理解してもらって合うところを探すとよいことなどの子育てアドバイスを、たんぽぽのみなさんはうなずきながら聞かれました。
こうした場があると元気がもらえます、というありがたい言葉もいただき交流会は終了したものの、まだまだ話し足りないご様子で、最寄りで思い思いのお話がしばらく続きました。会をきっかけに、親御さんの輪がつながり、厚くなっていくことを感じました。