平成29年度 第1回 たんぽぽ親子教室 4月26日(水)

見えにくさのある子どもさんとその保護者の方のための相談支援室「たんぽぽ教室」では、今年度第1回の親子教室をもちました。個別相談とは違い親子教室では、複数の親子が集まられてみんなで活動し、親子でふれあいを共感したり、子どもたちが互いに関わったり周りの子の様子に刺激を受けたりします。今回は、5組の親子が参加されました。たんぽぽ教室担当者もかわって少し雰囲気が違う中でしたが、子どもたちは今まで参加してきた親子教室のことをよく覚えていて、いつもの歌にはじまりを感じ、名前を呼ばれたらしっかりと返事をしてくれました。

はじめに、親子ふれあい遊びで身体をのびのび伸ばしたり、手指をグー・パーしてアンパンマンやお相撲さんに見立てたポーズをとったりして、準備バッチリ! そんなところに、“春風さん”登場です。子どもたちはやさしいピンク色の衣装にじっと見入ったり、小鳥のさえずりに耳を澄ましたりしました。春風さんからいい香りのハーブやお花をプレゼントしてもらい、「赤だ」「緑だ」と色を見分けたり、ハーブの香りを試したり、甘いイチゴの香りを楽しんだりしました。

春風さんは楽しい遊具ももってきてくれました。みんな好きなすべり台は大人気! すべる前に「行くよ~」と鈴入りボールを転がし、下で受け取った子が次にすべる、というようにみんなでバトンをつなぎながら順番に何度もすべりました。手で段を確かめながら一人で登っていく5歳児さん、お兄ちゃんたちの活躍に誘われるように初めてすべり台を体験した1歳児さん、お母さんの支えですべった子どもさんもいました。それぞれ楽しんだり、チャレンジしたり、ちょっと背伸びをしたりしながら活動しました。最後には、春風ブランコにのってゆーらゆら。春風さんに「もうちょっと?」と尋ねられると、「する!」と答えるなど、自分の気持ちをしっかりと出せるようになってきています。

和やかな雰囲気の中、子どもたちはいろいろな感覚やからだをしっかり使って活動し、保護者の方同士も子どもさんたちの様子を一緒に見られながらあちこちでお話の花が咲いていました。

次回の親子教室は7月22日(土)、水遊びの予定です。