平成２８年度　岡山盲学校公開講座「わくわく体験盲学校」

　  今年度は、参加してくださった方がお好きな講座を選べるように、「わくわく体験盲学校」として、一日まるごと盲学校に触れていただく企画にしてみました。一日中本校で過ごされた方、一つの講座だけ参加された方、それぞれのスタイルで盲学校について知っていただけたのではないかと思います。アンケートでは「興味のある内容や時間の都合に合わせて講座を選べるのでよい。」「１日でいろいろな講座に参加できるのでよい。」といった感想をお寄せいただき、好評でした！

　内容をご紹介します。

9:30～11:30

講座① ワークショップ「視覚障害の世界」

今年は多様な立場の1７名の方にご参加いただき、「盲学校の先生の熱いお話」(感想より)と、テーブルオリエンテーションとヒューマンガイドテクニックの初歩の体験をしました。「受け身でお世話してもらうのではなく、自立して自分の足で歩くことが幸せになるということがわかった。」「ふだんの生活では知ることができなかったり、勘違いしてしまったりしていることを、実際に自分が体験することで学ぶことができました。」「これからの障害者支援に生かしていきたい」といった感想をいただきました。

講座② 学校紹介「理療科のひみつ」

今年度は午前・午後とも5名ずつの方が参加してくださいました。あんま体験コーナー、理療科概要説明、現役の生徒さんの体験談（写真）の3つの内容で行われました。「あんま体験コーナーではプロの技を体験できました。」「現役生徒さんの生の声を聞けて自分の視野が広がりました。」といった感想をいただきました。

11:30～12:30

講座③ 学校紹介「盲学校探検ツアー」

18名の方が参加され、３つのグループに分かれて校内の見学をしていただきました。視覚補助具や便利グッズ、音や触覚で楽しめるおもちゃ、色の違いを音に置き換えて知らせる感光器や、動物のはく製、植物の模型、点字や拡大の図書や、音声ガイドを聞きながらパソコンを操作する様子などを見学され、「見えにくさのある方に“伝える”“わかる”ための工夫を見て取れました。」といった感想をいただきました。

 

13:30～15:30

講座② 学校紹介「理療科のひみつ」（午前と同じ）

講座④ ワークショップ「わくわく点字」

小学生、保護者、学校関係者、福祉事業所の職員、大学生など１２名の方々が参加してくださいました。小型点字器を使って自分の名前や所属を書いたり、点字のなぞなぞカードを読んで答えを考えたりしました。「楽しかった。また点字があったら読んでみたい」「小学生の子どもにも興味がもてる内容で良かった。」といった感想をいただきました。