副校長Eye愛通信 「くちなしの花とさわやかなあいさつ」

とても素敵な香りを届けてくれます。盲学校にこの花を植えられた方の想いを感じます、

   児童生徒昇降口の生け垣にくちなしが次々と白く美しい花を咲かせています。星野富弘さんの「くちなし」の詩に「私の口から出たことばをいちばん近くで聞くのは私の耳なのだから」という一節があります。誰かの悪口を言ったとしても、一番先にその言葉が自分に向けられるというわけですが、反対に誰かに向けて優しい言葉をかけると、一番先に自分に優しさが届くということですね。

 盲学校では、大人も子どもも廊下で誰かとすれ違う時に、「おはようございます」「こんにちは」とはっきり声に出してあいさつをします。毎日さわやかなあいさつを口に出して、自分の耳で聞いているとさわやかな人になれることでしょう。

 くちなしの花の甘いさわやかな香りは、夏の訪れを感じさせてくれます。この香りにはリラックス効果があるような気がして、毎日枝を切って校内に飾っています。「くちなし泥棒」というわけですが、内緒にしてくださいね。「くちなし」だけに・・・。