高等部専攻科県外施術所見学

10月26日(水)~28日(金)、専攻科2年生は県外施術所見学に行ってきました。

まず初日は、大阪府豊中市の『ウラノマッサージ千里店』の見学でした。それぞれに30分間のあん摩施術を受けながらお話をお聞きし、ネイルケアも体験しました。社長%e2%91%a1さんからは、「国家資格をもっているという誇りをもち、しっかりと施術ができるようにならなければならない。最初から楽をしようとすると、きちんとした仕事ができなくなってしまう」など、大変参考になるお話をお聞きしました。

 

2日目の前半はクラスごとの見学でした。専攻科理療科は『松浦鍼灸大学堂』(大阪市)を見学。松浦先生は治療をしながら、基本的な方針やそれぞれの患者に応じた施術部位、方法を説明してくださいました。入れ替わり立ち替わり様々な患者さんが訪れ、あっという間の2時間でした。保健理療科は『まきのあん』(神戸市)を見学。牧野先生から指圧による補瀉の方法、手足の要穴を応用した施術から始め、全身の状態を整えてから局所の症状に対する施術を行うという方針やその方法を教えていただきました。

後半は合流して、『なかむら鍼灸治療院』(大阪市)へ伺いました。%e2%91%a0施術を行うに当たり体の軸をまっすぐにすることの重要性から始まり、現代人がなりやすい猫背に対する運動法についても実習を通して学びました。岩盤浴の設備もあり、いろいろなことを治療に応用することも大切だと感じました。「いろいろと勉強し、引き出しをたくさん作っておき、その中から患者に合わせて応用できる手技を考えられるようにすることが大切だ」ということを教えてくださいました。

3日目は『ソニー生命保険株式会社大阪LPC第1事務オフィス』(大阪市)。ヘルスキーパーの朝礼、そして実際の施術の様子を見学させていただき、歪みを整えるために独自に獲得した技術を見せていただきました。稼働率が95~100%ということで、やりがいのある職場だと感じました。

どの見学・実習先でも時間を超過しての指導をしてくださり、大変勉強になりました。生徒達も熱心に話を聞いたり、実習に取り組んだりしていました。また、生徒達からも質問が多く出され、積極的に学ぶ姿勢がみられました。日頃の学習では得られない大きな成果を上げることができた行事となったと実感しています。