第2回たんぽぽ親子教室

7月20日(土)、第2回たんぽぽ親子教室がありました。毎年この時期の親子教室では、水遊びを計画しています。もちろん今年もその予定だったのですが・・・前々日から雨が続き、当日朝も小雨が降っていたため、残念ながら内容を室内活動に変更して行いました。来てくださったみなさんに、「おはようございます」のあいさつよりも「水遊びができなくてごめんなさい」をお伝えしてのスタートとなりましたが、5家族14名のみなさんで大いに盛り上げていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。 はじまりの会の後、プレイルームのドアをノックする音が!それはカエルのケロ様が、「大切な首飾りがなくなったので、みんなで力を合わせてミッションをクリアして見つけてほしい」とお願いにやって来たのでした。たんぽぽのみんなは、困っているケロ様のためにがんばることにしてくれました。最初のミッションは『はちまき運動』。かずやお兄さんのかけ声に合わせて、両手に持ったはちまきを上下左右、いろんな方向に動かしました。次のミッションは『まねっこあそび』。「♪ぞうさん」や「♪ぶんぶんぶん」などの伴奏に合わせて、じゅんこお姉さんのお手本に負けないように、動物になりきって動きをまねっこしました。さらにその次のミッションは『紙テープ引っ張り相撲』。それぞれにステキなしこ名をつけて、行司さんの呼び出しと「はっきょい、のこった」合図で白熱した取り組みを見せてくれました。ここまでのみんなのミッションのクリアを喜び合っていると、大きな太鼓の音とともにケロ様の首飾りを手に大魔王がやってきました。大きくて迫力満点の大魔王に思わず涙が出てしまったお友達もいましたが、勇気を出して大玉を転がして大魔王に向かっていきました。すると大魔王は「もう、かんべんしてくれ~」と、首飾りを置いて逃げて行きました。 すべてのミッションをクリアしてくれたみんなに、ケロ様からは虹のプレゼントがありました。とっても大きくてカラフルな虹のようなバルーンの中では、笑顔や楽しそうな声があふれました。 「虹が出たら次はきっと晴れるね。来年はみんなで水遊びしようね!」そんな約束をして終わりました。

◇ボランティアで参加してくださった学生さんから感想を寄せていただきましたので紹介します!

  たんぽぽ親子教室ボランティアを経験して
            岡山大学教育学部  東 彩野

  先日は、岡山盲学校のたんぽぽ親子教室のボランティアを経験させていただき、誠にありがとうございました。先生方の子どもたちに対する温かい関わり方と、最初は緊張していた子どもたちがどんどん活動に楽しく取り組んでいる姿を見ることができて、非常に勉強になったと同時に、心温まる時間となりました。 先生方は、子どもたちとの距離を様々な方法で、縮めておられました。子どもが好きなおもちゃ・活動を事前に用意して子どもが過ごしやすい環境を調整されていたり、子どもがその時興味を持っているものをすぐに察知して温かい声掛けをされていたり、泣いてしまった子どもが落ち着くようにおもちゃをすぐに用意されていたりと、子どもたちを常に見守り、子どもが楽しくその場にいられることを第一に考えられていると感じました。子ども一人ひとりとの関わり方を変えられていて、全体を見ながら活動を楽しく進める力と、子ども自身が求める関わり方を実践する力は、非常に勉強になりました。また、先生方が、子どもの成長や笑顔を心から喜ばれているところを見て、子どもたちへの深い愛情を感じ、私も子どもたちに信頼され、学校が子どもたちにとって楽しく、笑顔があふれながら、その成長を支えられる教師になりたいとより強く思うようになりました。保護者の方々とも、信頼関係を築きながら、コミュニケーションを取られていて、学校は、子どもたちにとってだけでなく、保護者の方々にとっても、安心できる場所でなくてはならないということもあらためて感じました。 ボランティアとして、先生方の支援を間近で見ることができたこと、子どもたちと関わることができたことは、非常にいい経験となりました。活動中は、「もっと子どものそばに行ってもいいですよ」などと、温かい言葉をかけてくださったり、活動の中で役割を与えてくださったりと、私自身もとても楽しくボランティアをさせていただきました。先生方と子どもたちのおかげで、とても充実した時間を過ごすことができました。 この度は、温かく迎えてくださって誠にありがとうございました。また機会がありましたら是非参加させてください。