たんぽぽプチ会

9月27日(木)、今年度最初の「たんぽぽプチ会」を行いました。今回は、「見る」以外の感覚でいろいろなものや、周囲の環境を感じていただきたい、という企画です。3組のお母さん&お子さんが参加され、子どもさんを見守りつつ、プチ体験をしていただきました。
見ることに頼らず(アイマスクをつけて)、”キャベツの葉”の、手触りや音、におい、温度感などを感じると、シリコンのように感じたり、葉脈の硬さに改めて気付いたりされました。同じようにして”そうめん(乾麺)”を1本ずつポキポキ、やがて束でバキバキ折って、歯切れいい砕け方を味わうことも。鈴入りボールを転がしてキャッチボールしてみて、「○○ちゃんママ、行きまーす。」「はーい。」と声を掛け合うことの大事さを感じられる場面もありました。
アイマスクをして手すりを伝い教室前のろうかを歩いてみると、点字ブロックや鈴などの”しるし”や、「もうじき○○がありますよ。」などの言葉かけがあるとちょっと安心できることも経験していただきました。子どもさんたちは、日々、いろいろな感覚を総動員して活動していることと思います。見ること、聞くこと、触ること、場の空気感など・・・大人も感じてみながら、子どもさんの感じ方や環境のとらえ方をわかってあげたいですね。
最後に、「みえるとか みえないとか」(出版:アリス館 作:ヨシタケシンスケ 相談:伊藤亜紗)という絵本を紹介しました。宇宙飛行士のぼくがいろいろな星の住人と出会い、違いを知り合い認め合うことを考えるお話です。「見えない、見えにくいこと」や人による感覚の違いを理解するヒントになるのでは、と思います。