平成28年度杉山和一記念行事

 510日(火)1・2時間目、本校会議室にて「杉山和一記念行事」が行われました。この行事は江戸時代の盲人である杉山和一の偉業を称え、命日である518日前後の時期に行われている盲学校の伝統行事です。また、この行事は形こそ違いますが全国の盲学校でも行われています。

 第一部では、中村先生が和一と盲学校との関係や和一の功績の話など寸劇取り入れながら分かりやすく説明してくださいました。

 第二部では、岡山市で「にこにこ治療院」を開業している院長の高森一樹先生をお招きし、「卒業して10年経って思うこと」と題して質疑応答形式での講演が行われました。

 先生は盲学校卒業後、本校の実習助手を1年間勤められ、その後治療院に7年間勤務され、2年前に念願の開業を果たされました。学校生活での一番の思い出はグランドソフトボール部で全国大会に出場したことだそうです。すごいですね!

 治療院はカフェ風の内装で、実際に施術の後にはお茶を出すサービスがあり、リラックスしながら楽しむことができるようです。美容鍼やエステなども取り入れて女性にとって入りやすい環境を心掛けているようです。もちろん通常の肩こり・腰痛などの施術もしています。

 治療院のモットーは「健康な体と明るい笑顔を取り戻していただけるよう心を込めてお手伝いします。」ということで、「バリバリ治療するのではなく、心に寄り添うこと」「わざわざ来ていただいている」という謙虚な接し方を心がけておられるそうです。

 質疑応答は生徒から、「開業について」、「治療方法」、「トラブル対処」、「盲学校での勉強」などの合わせて50題近くもの質問が出され、一つ一つ丁寧にお答えくださいました。

 毎年行われている行事ですが、今年度は卒業して10年の先輩を講師にお迎えしたことで、生徒たちはより身近に感じたのではないでしょうか。自分の今の気持ちや悩みを質問することで、進路について考えるよい行事になりました。